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【アウトドアブランド探訪vol.9】「ミスターコールマンは僕の天職」コールマンジャパン・山村聡さんインタビュー

【アウトドアブランド探訪vol.9】「ミスターコールマンは僕の天職」コールマンジャパン・山村聡さんインタビュー

【Profile】
山村 聡さん
コールマン ジャパンのマーケティング部に所属。フィールドサービスとメインテナンスプロフェッショナルという肩書もお持ちの山村聡さん。キャンプフィールドではミスターと呼ばれるコールマンの伝道師。

ミスターコールマンは僕の天職

――山村さんはコールマンの魅力を広く伝えることから“ミスターコールマン”と呼ばれているそうですね。

山村 恐縮です。入社31年目のコールマンジャパン最古参だということも関係していると思いますよ。

――山村さんがコールマンジャパンに入った理由をお聞かせください。

山村 引っ込み思案だった少年時代の僕を心配した父親がカブスカウトに入れたんです。そこでまずアウトドアと出会った。そして中学生以降、時代の流れに乗ってMADE IN USAにハマっていくんですね。テレビ番組、ファッション、音楽など、あらゆるアメリカ文化に魅了されました。それがバックボーンになり、大学卒業後に勤めた商社を…、これが休日もないほど厳しい職場で、体を壊したのきっかけに退社しました。その退社数日後、新聞で日本コールマン(現コールマン ジャパンの前身)の求人募集を見たんです。これぞ生粋のMADE IN USAだと、それだけで応募してしまいました。

――山村さんにとってMADE IN USAの魅力とは?

山村 かつてのアメリカ製品は、服も靴もタフで丈夫なところが最大の特徴であり魅力でした。コールマンも同じ。直に触れたランタンなどは、シンプルでタフな作りだからこそ長く愛されているんだと心から感動したのをよく覚えています。

――その後コールマンは日本でもメジャーブランドになりました。ここまで大きくなった理由はなんだと思いますか?

山村 アメリカのブランドを売る僕らが当時もっとも欲していたものがわかりますか?

――さて、何でしょう?

山村 日本仕様の製品です。ランタンやストーブといった燃焼器は問題ないのですが、テントや寝袋などは本国仕様だと売りにくかった。理由は自然環境です。アメリカで設計されたたものを高温多湿の日本で使うにはなにかと問題があった。それにちょっと高価でね。これはもう日本の市場に合う仕様を作ってもらうしかないと当時のジャパンの社長が交渉してくれまして、1993年に日本発のスタンダードドームというテントを発売しました。2本のポールで立てられるシンプルな設計で、なおかつ高さ190㎝の広々ファミリーユース。このタイプを作ったのはウチが国内初です。このテントを発売した後、1995年からオートキャンプを中心にした第一次アウトドアブームが起きたので、いい感じで波に乗れました。おかげでスタンダードドーム以降も、テントに限らずあらゆるジャンルで日本企画を増やすことができたのです。

▲アメリカ本国では1950年代以降にキャンプを中心としたアウトドア事業を展開し、大成功を収めたコールマン

――そこでお聞きしますが、大量生産を行う他のアメリカンブランドがそうであるように、コールマンもまた生産拠点を海外に置くようになりましたよね。つまりMADE IN USAではなくなった。時代の流れでやむを得ずとしても、ミスターコールマンはどんな気持ちでしたか?

山村 日本でコールマンを広めることが我々の仕事ですから、たくさん売れて困ることはありません。ただ、数が出る中で売りっぱなしになっているんじゃないかという不安や危惧は抱えていました。もちろん今もあります。だからこそ店頭やイベントでの“実演販売”が欠かせません。コールマン製品の使い方を披露して、その利便性や楽しさを直に説明する。そうした普及活動はメーカーの責任としてやらなきゃいけない。お客様に対してはもちろん、販売店スタッフに対しても講習会を開く。僕はその担当も任されています。

――それもミスターコールマンと呼ばれるようになった一つの要因なのでしょうね。

山村 またMADE IN USAに関して、どうしてもお伝えしておきたいことがあります。コールマンの幾多の製品はアメリカ以外の国で生産されるようになりました。しかし、創業から100年以上の歴史を持つランタンは、今もカンザス州ウイチタの工場で作っています。なにしろ我々の原点であり、コールマンの魂と言ってもいい。その火がアメリカで絶えない限り、コールマンコールマンであり続ける。僕はそう思っています。

コールマンの魂と言えるのがランタン。創始者が19世紀末に手にしたマントル&ガソリン式の照明器具は、いまもアメリカで生産されている。2005年以降は毎年テーマカラーを決め台数限定で生産されるシーズンズランタンが人気を集めている。

――大変失礼なことをお聞きしますが、そろそろ定年がお近いんじゃ?

山村 会社からはこれからもやってくれと言われているので体作りを心がけています。お客様との直接的なつながりにポストを与えてくれるのはコールマンだけでしょうね。また、アウトドア全体を見据えて広いサポートができるのもうちだけでしょう。最近はよく思うんですよ。これが僕の天職なんだって。

Interviewer
田村十七男
「となお、です」と答えると芸人でもないのに8割方「芸名ですか?」と聞き返される、ジャンル無頓着で人の話を聞くことに喜びを覚えるフリーランスエディター&ライター。

イラスト◎鈴木衣津子

2015.10.13
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