• 山遊び
  • 水遊び
  • 自転車
  • クルマ
  • 美味しいもの
  • きれいな風景
  • 初めての体験
  • 会いたい人
  • 一緒に旅に出る仲間
LOGIN

[アウトドアブランド本社探訪vol.2 CHUMS] ランドウェル代表取締役社長の土屋芳隆さんインタビュー

[アウトドアブランド本社探訪vol.2 CHUMS] ランドウェル代表取締役社長の土屋芳隆さんインタビュー

“バカ楽しいくらいじゃないとチャムスじゃない!”

――現在は多岐に渡るラインナップを展開しているチャムスですが、記念すべき第1号プロダクトはリテイナーと呼ばれるメガネのストラップでしたね

土屋さん(以下、土屋と略記) 30歳のときにランドウェルという会社を立ち上げ、設立の数年後に大学時代の友人から紹介されたんです。チャムスというアメリカのブランドが日本でストラップを売りたいらしい。それでお前やってみないかと。その友人も僕もコロラドのデンバー大学出身なんです。彼は高校生からコロラドにいて、チャムスの創始者と同じ高校に通っていた、というのがそもそもの縁です。

―― そもそもで言うと、チャムスのリテイナーはいつできたんでしたっけ?

土屋 1983年です。ラフティングのリバーガイドをやっていた創始者が何度となくサングラスを川に落としたことから自分でストラップをつくろうと思いついたらしいです。後で知ったんですが、アメリカではサングラス需要が高くて、メガネのヒモだけで4~5ブランドあるんですよ。その中でもチャムスは、あの細いストラップにロゴをプリントする技術を持っていたから、スポーツイベントなどのノベルティに重宝されていました。

 

▲メガネの落下防止のために装着するストラップ「リテイナー」。縫製にもこだわって作られた。

 

――土屋さんがチャムスに魅力を感じたのはどんなところでしたか?

土屋 ロゴとマークのデザインです。チャムスという音が何となく耳当たりがよくて、カツオドリをモチーフにしたブービーバードのイラストもかわいらしかった。とは言え最初は、友人が紹介してくれたお話なのでひとまず聞いておいた、というのが正直なところです。

 

▲ 「カツオドリ」をモチーフにしたブービーバードのロゴ。色が変更したり、2羽になったりと変遷を重ねて、現在に至る。

 

――最初はどうあれ、もし土屋さんにピンと来るものがなかったら現在のような展開には至らなかったかもしれませんよね?

土屋 契約を交わした理由はもうひとつあります。チャムスのメンバーとアメリカで実際に会って、彼らの人柄に触れたことです。ちょっと変わっていたんですよ。工場に行ったら、ここから先はシークレットゾーンだから立ち入り禁止と言われたんです。どう見たって田舎の町工場なのにと呆れたんですが、リテイナーを編むための機械はすべて自分でつくったというんですね。そのためのエンジニアも雇い、研究開発セクションもある。創始者は発明家で、何でも自分でつくりたがった。

――かなり生真面目なんですね。

土屋 そうですね。そんな経緯でチャムスの小物の輸入代理業を始めたんですが、さすがにリテイナーだけでは難しいので、契約から半年後に携帯電話用のストラップをつくってくれと頼みました。これが10万本を超えるヒットになった。国内でチャムスが認知されるきっかけになりました。

 

“日本オリジナル携帯電話用ストラップが大ヒット”

―― それはつまり日本発の商品開発でもあったわけですよね?

土屋 今から思えばそういうことになりますね。

――2008年にはチャムス表参道店がオープンします。そのお店、世界で唯一の直営店なんですよね?
土屋 2002年にCEOが交代し、それを機会にブランドの商標権を譲り受けることができて、小物以外も扱えるようになりました。そこで、ブランドが持つ世界観や雰囲気を直接伝える場所が必要だと考えたんです。

▲ ブランドルーツを語るうえで欠かせないチャムスの名作スウェット「ハリケーントップ」。

 

▲ ハリケーントップをリスペクトする形で生まれたのが、「ハリケーン デイパック」などスウェット素材を用いたアイテムシリーズ。

 

――直営店ができてからチャムス人気は一気に高まったような気がするのですが?

土屋 店の存在もあるのでしょうが、世間のタイミングと合ったことが大きいですね。音楽フェスとキャンプがセットになり、また山ガールのブームが来て、そこにチャムスの世界観がぴったり寄り添うことができたんじゃないでしょうか。今の世代にとっては、自然の中で音楽を楽しむことが十分以上にアウトドアです。僕らが考えるアウトドアとは、家を出た瞬間から始まります。キャンプはもちろんピクニックも散歩も、チャムスにすればアウトドアです。

 

“チャムスらしさとは何かを、日々イメージ”

―― 土屋さんが今後チャムスでやりたいことは何ですか?

土屋 製品としては本格的アウトドア機能を徐々に高めていくことです。夢のような話でいいなら、いろんなアクティビティがチャムスとともに経験できる直営キャンプ場が欲しいですね。

――土屋さんの夢って楽しそうですね。ブランドイメージそのままというか。

土屋 この前、2016年の春夏物の企画会議があったんですが、そういう場で何が決め手になるかというと、チャムスっぽいかどうかなんです。じゃ、何がチャムスっぽさかと言えば、FUNであること。一目見た瞬間、「それ楽しい」という気分にさせるかどうか、そこが大事です。バカ楽しいくらいじゃないとチャムスじゃありませんから。

 

Interviewer

田村十七男

「となお、です」と答えると芸人でもないのに8割方「芸名ですか?」と聞き返される、ジャンル無頓着で人の話を聞くことに喜びを覚えるフリーランスエディター&ライター

 

イラスト◎鈴木衣津子

2015.02.26
TOP|山遊び|会いたい人|水遊び
山遊び 水遊び
会いたい人

この記事へのコメント
全てのコメント 0

SUBARUで愉しむお客様の趣味や好奇心を応援する情報をご紹介